静岡県熱海市土石流災害に係る緊急消防援助隊の派遣について
令和3年7月3日(土曜日)に静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土砂災害において救助活動等に従事するため,消防庁長官の指示により,茨城県に対し緊急消防援助隊茨城県大隊の出動要請がありました。
この出動要請を受け,ひたちなか・東海広域事務組合消防本部では以下の通り部隊を派遣しました。
派遣期間
令和3年7月20日(火曜日)から令和3年7月26日(月曜日)までの7日間
活動場所
静岡県熱海市伊豆山地区
出動部隊及び隊員数
7日間で隊員19名,4部隊を派遣しました。(1サイクル3日間の派遣)
派遣サイクル | 出 動 日 | 出 動 部 隊 | 隊 数 | 隊 員 数 |
第1次隊 | 7月20日 | 救助隊 | 1隊 | 5名 |
第2次隊 | 7月22日 | 消火隊及び消火・救助隊 | 2隊 | 9名 |
第3次隊 | 7月24日 | 救助隊 | 1隊 | 5名 |
活動内容
土石流により安否不明となっている住民の捜索・救助活動等
活動状況の写真
伊豆山付近活動場所全景
倒壊家屋の検索活動1
倒壊家屋の検索活動2
土砂が流入した家屋内の検索活動
緊急消防援助隊とは
普段は皆さんの住む市町村を守る消防本部。しかし、大規模災害や特殊災害が発生した場合は、被災地の消防機関では対処できないことがあります。そんなとき、被災地からの要請を受け、消防庁長官の出動指示などにより各都道府県の消防本部や航空隊が、空から陸から応援に駆けつけます。この部隊が「緊急消防援助隊」です。
緊急消防援助隊は,平成7年 阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ,大規模災害等において被災した都道府県の消防力では対応が困難な場合に,国家的観点から人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施し得るよう,全国の消防機関相互による援助体制を構築するため,平成7年6月に創設されました。平成15年の消防組織法改正により,緊急消防援助隊が法制化されるとともに,大規模・特殊災害発生時の消防庁長官の指示権が創設されました。
緊急消防援助隊PR動画
【総務省消防庁】緊急消防援助隊PR動画(ショート版)
(再生時間:3分00秒)
【総務省消防庁】緊急消防援助隊PR動画(完全版)
(再生時間:17分27秒)(ナレーション:照英氏)
- 【概要】
どこでも起こりうる大規模災害は時に生命、財産を無情にも奪っていきますが、その緊迫した人命救助活動の中で消防士たちは何を感じ活動しているのか、大規模災害時の映像や訓練映像を交え、消防の活動を詳しく解説しています。
人々の災害時の記憶や教訓が風化しないよう、防災意識の啓発資料としても活用できます。